糖尿病を治療するためには生活習慣の見直しが必須

女の人

その血糖値を下げるには

2人の看護師

新しいインスリン療法とは

今や国民病とも呼びたくなるほど、患者が増えている糖尿病ですが、治療法については食事制限や運動が基本になります。しかし、食事制限をしても血糖値が下がらなかったり、また遺伝性の糖尿病の場合には、インスリン注射が唯一の有効な治療法ということになります。このインスリン注射ですが、1日に何度か患者自らが注射をせねばならず、非常に負担の大きなものでした。しかし、ここへ来て吸入式のインスリン治療開発が進められてきたのです。今後は吸入式のインスリン治療が実用化され、より手軽にインスリンを投与することができるでしょう。糖尿病は一度かかると完治することがない、厄介な病気です。それだけに、患者に負担のかからない、画期的な治療法の開発が期待されます。

食事制限は糖質がポイント

これまで糖尿病の食事制限では1日の総摂取カロリーが問題になることが多かったのですが、このところ注目を浴びている考え方に、総摂取カロリーよりも糖質制限を重視する、というものがあります。ダイエットでも糖質制限が話題になりましたが、糖尿病でも糖質の摂り方が実はポイントになるということが言われています。糖尿病は血糖値の上昇が問題になる病気ですが、血糖値を上げる働きをするのが、他でもない糖質だからです。この論法で行くと、おかずは普通に摂ってかまわないけれど、主食を制限すれば、糖尿病の食事制限は上手くいく、ということになります。海外ではすでにこの糖質制限による食事療法が行われている所もあるようですが、日本では今の所、糖質にポイントをおくべきか、総カロリーか、意見が分かれています。しかし、このような考え方もある、ということを念頭に置いておくのも糖尿病の治療を考える上で役に立つのではないでしょうか。食事、運動、そしてインスリン、根気よく付き合うことで、糖尿病を克服しましょう。